Episode Ⅰ - ルーン - ミッドガッツ王国

神聖ルーン - ミッドガッツ王国は、千年以上を続く王政国家だ。
首都プロンテラ(Prontera)を中心に、一つの巨大な王国として、ミッドガッツ大陸に存在している。
現在のルーンミッドガッツを統治しているのは、トリスタン3世。

宗教的には、オーディンを奉る大聖堂がプロンテラにあるが、
その他にも様々な神々への信仰を認める多神教国家である。

大陸の中央に位置している事で、貿易が盛んな商業都市としても名高い。

かつては、ソードマンを希望する若者が、プロンテラに設けられていた剣士ギルドを訪れていたが、
現在は、剣士ギルドを、衛星都市イズルードに移転させた為、
プロンテラには、ナイトとクルセイダー転職の為の施設が設けられている。

北西にある魔法都市ゲフェンには、
エルフ達の秘宝が眠ると言う「ゲフェニア」の伝説が伝わっている。
ゲフェンの真ん中にそびえ立つ「ゲフェンタワー」は、魔法都市ゲフェンのシンボルであり、
魔法使い達の聖地である。

南西にある砂漠の都市モロクは、一見寂しい町の様に思える。
人々の往来が少ないと思われがちだが、実はシーフギルドが設けられており、
シーフを希望する人々が密かに行き来している。
また、モロク周辺のソグラト砂漠のどこかに、
アサシンギルドがあるという噂を聞いたアサシン希望者達が、
ソグラト砂漠を横断している。

北東の山岳都市フェイヨンは、アーチャーの都市として有名だ。
山岳に囲まれたお陰で、狩り術や弓術が発達している。
特に、高い威力を誇る「角弓」は、フェイヨンの代表的な名物である。

南東の港街アルベルタは、海上貿易が盛んでいる街だ。
それは、プロンテラまでの陸路が険しかったが為に、
海路の開拓に早くから力を入れてきたお陰である。
たまに、海賊に船が襲われる事もあるが、そういった危機を乗り越えて、
このアルベルタに着いた旅人は、アルベルタの明るく暖かい雰囲気を
愛するに違いない。
また、大陸の商権の3割を独占している、商人ギルドがあり、
商売を学び、一攫千金を狙う若者で賑わう街でもある。

国境都市アルデバランは、真ん中にある時計塔で有名な所だ。
かつて、時計職人が多かったこの街では、作り捨てられた数多くの時計に魂が宿り、
時計塔に住み着くようになった。彼らは自らを修理し、増殖する様になったのである。
予想もしななかった出来事で、ダンジョンを抱えてしまった街……
多くの冒険者が、噂を耳にして、この時計塔に集まってくるが、
未だに塔の中は謎に包まれたままである。

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